UIJターンのススメ(観光まちづくり)


こんにちは。2016年8~9月にアサヤでインターンをしていた櫻本です。

震災後、気仙沼にはこの街を盛り上げようとたくさんの方々が集まってきました。
その結果、今の気仙沼はかなりアツいんです。

インターン期間中には、アサヤの業務だけでなく、
気仙沼のまちづくりのイベントや会議などを見学する機会もたくさんありました。

例えば、気仙沼は震災復興計画の一環として、もっと稼げる観光地を目指しています。
その中で企画されていたのが「ば!ば!ば!の場」というイベントです。

おもしろい気仙沼を発見!開拓!|ば!ば!ば!プロジェクト気仙沼

ば!ば!ば!プロジェクトは、自分たちが暮らす街「気仙沼」の魅力をどんどん探り、発見し、面白さと人をつないでいきます。誰でも参加できます。驚きと楽しさが溢れる気仙沼を一緒に作りましょう!

「ば!」というのは、驚きを表現する気仙沼の方言です。
とてつもなく驚いた時には、「ばばばばば!」なんてこともあるかもしれません(笑)
すなわち、気仙沼の新しい驚くような魅力を発見しよう、というのが狙いのイベントです。

この日は、岡本製氷さんという地元企業が協力してくださり、
製氷工場の内部に潜入してみたり、氷を作る体験をしてみたりしました。
あまりの寒さに子供達の笑顔が引きつっていますね(笑)

この日は、大きな氷を使った彫刻で器を作る体験をしました。
子供達とお父さん、お母さんが一緒になって力を合わせながら、
氷の器を作り上げてゆきます。

 

そうして出来上がった氷の器がこちら。
子供達や大人達が力を合わせて作り上げた氷のお皿は、
みんなで頑張って作り上げた努力の過程が感じられ、とても素敵な仕上がりでした。

せっかく氷のお皿を作ったので、ここにフルーツを盛ってみんなで楽しく美味しくいただきます。

普段の岡本製氷さんは、気仙沼で魚を出荷するときに使われる氷を作っていて、
漁で栄えてきた気仙沼には切っても切れない存在です。

こうして地元に深く根付いた仕事を、地元の人が遊びながら体験し、街の魅力を再発見してゆく。
そうすれば、観光客が来た時に、地元の魅力を誰もが答えられるようになってゆく。
「ば!ば!ば!の場」はそういった狙いで行われている企画なのです。

みんなで協力して作り上げる「まちづくり」、
今の気仙沼ならではの取組みで、とても素敵だなと感じました。

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